IIAB日本協会 第5回年次大会

 

今回のテーマは「保険業界におけるビジネス・スタンダード」、“スタンダード”を広義に解釈すれば、企業収益上昇を達成するための効果の高い営業活動、適切な経費削減、業務の効率向上も含まれる。まず、エーオン ジャパン株式会社の開発営業部長/西日本統括責任者の関根伸一郎氏が「営業効率を高めるためのリスクマネジメントの実際」と題し、エーオンが顧客に提供している主要サービスについて語った。保険プログラムにおける最先端のシミュレーション、分析に基づくデザイン、サービスチームによるフォローアップ、そしてクレーム管理など世界トップレベルの専門家達によるサービスの話を聞いた。続いて、IIABJテクノロジー分科会が、過去に実施したテクノロジー・セミナーのまとめを発表した。米国の状況との比較において、代理店システムの現状、課題、そして今後求められるシステムについて述べた。基調講演は慶応義塾大学大学院教授、保井俊之氏による「保険代理店・ブローカーに今求められるもの:保険規制監督の国際的潮流」。保井教授は、日本の保険史の特色や保険規制監督について説明した。更に、外国の金融規制監督行政との比較において日本の監督行政の理念と推移について説いた。

翌日の第5回総会は滞りなく行われた。グループ討論では3つのグループに分かれ活発な意見が交わされた。