第10回 IIAB日本協会 ベスト・プラクティス・セミナー(福岡)

 
写真提供:TMSN net

日時:2月19日 場所:福岡
生保比較料率ソフトのプレゼンテーションでは、株式会社トータス・ウィンズの亀甲氏が、瞬時に20社以上の保険会社の料率を算出、比較できる例をいくつか示した。採用の検討を考えていると答えた参加者が大部分を占めた。ただ課題は、誤解を招く比較表示行為とみなされるおそれがあるので、使用には注意すること。

MC小額短期保険株式会社の神氏が、「IIABJ会員による企画、販売する商品」と題して、顧客の立場にたった商品の開発について語った。例として「医療保険IIABJせれくと」や「借家人の家財総合保障プラン」のパンフレットを用意してくださった。参加した会員からぜひ、IIABJ商品の開発を進めよう、という提案があった。

アームコンサルティングの副島氏は、企業の抱えるリスクを包括的に管理、リスク・マネジメント手法を駆使して、コンサルティングを提供している。顧客の気づかないリスクを、明らかにし、リスクマネジメント・サービス提供や保険の手配を行っている。副島氏の話しを聞き、ブローカー・ビジネスについて詳細な情報が欲しいという意見が多数あった。今後のセミナーの題材に「ブローカー業務の詳細」を加えましょう。

ウィッシュの長井氏は、同社の成長要因としてM&A、中途採用、新規出店、新卒者採用、管理体制(営業管理、教育管理、部門別会計、コンプライアンス)について語った。「ウィッシュ10年間の推移」として、2000年から09年までの売上高、経常利益、社員数、拠点数を示した;2000年の売上高は8千3百万円、経常利益2百万円、社員数7人、拠点数2箇所であった。09年にはそれぞれ6億7千万円、4千万円、104人、20箇所に成長している。長井氏には、再度、成長戦略についての詳細を語っていただきたい。

懇親会では会員増強担当の丸山氏と新氏が場を盛り上げた。両氏と他の会員の方々の熱心な勧誘のおかげで、新しく3社が会員となってくれそうである。新会員については改めて報告します。