第14回年次大会報告
先月26日、IIAB日本協会は、東海大学交友会館にて第14回年次大会を開催した。 先ず、総会では前年度事業概要、収支決算、来年度事業計画案などについての報告 があり、会員過半数で承認された。
浜中会長の開会の挨拶の後は基調講演、AIG損害保険株式会社執行役員兼CDO の高橋宏典氏が「損害保険業界と保険代理店のこれから」について話した。氏は、 先ず、1996年の保険業法改正以降の業界歴について述べた。更に、日本、米国、 EUのそれぞれの代理店手数料の違い、インシュアテクの業界に与える影響、自動 運転に関する行政動向と将来予測、MGA(管理総代理店)の活動、代理店の顧客 への接触度合いなど、幅広い分野に亘り、分かり易い図表を見せながら説明して くれた。
次は「保険代理店の事業継承・M&Aの最前線」をテーマに、清水丈嗣氏(イン シュアランスサービス)の司会で、パネルディスカッションを行なった。パネリス トは千秋昌康氏(バリュー・エージェント)、清岡義教氏(保険総合研究所)、 遠藤義之氏(EIC保険エージェンシー)、麻田祐司氏(ブレインアシスト)である。 各パネリストが自社紹介の後、具体的な事業について述べた。千秋氏は2018年~ 19年に実施したM&Aの概要について; 2018年にマーシュジャパンの子会社となっ た保険総合研究所の清岡氏は、抱負や目標について;遠藤氏は2019年6月の社長 就任とその後の会社の方向性について;麻田氏にはM&Aに関わる様々な実例を説 明された。実に充実したパネルディスカッションであり、代理店主の皆様が参考 にできる情報が多くあった。
最後は米国ベストプラクティス・エージェンシーの業績データについて私(野田) が説明。
何度か、和訳機関誌にベストプラクティス・エージェンシーの利益率、生産性、 成長率、継続率、安定性の値を掲載しています。日本において優れた、成功してい る代理店のこれらの値とはどのようなものであろうか?それを調べるために、 IIABJではベストプラクティス調査を行なっています。どうぞご協力お願い致しま す。調査用紙はwww.iiabj.jp →HPの写真の右側に掲示されているベスト・プラク ティス(最善の方法)をクリック→代理店調査シートのエクセル版、又はPDF版 をダウンロードし、記入後、IIABJにお送り下さい。ありがとうございます!