2017年米国研修報告

2017年9月5日~13日 シカゴ&ラスベガス

写真提供:S. Yoshida

シカゴで開催されたIIABA秋季リーダーシップ会議の参加を兼ね、9月5日から7日間、米国研修を行った。研修にはセミナー及び会社訪問が含まれる。今回訪問したのは次の6社である:

  • コーキル保険エージェンシー
  • リスクマネジメント・ソリューション・オブ・アメリカ
  • メシロー保険サービス(アライアンツ・アメリカ)
  • チューリッヒ保険会社
  • ブランチ・ベネフィット・コンサルタント
  • スォート・マニング&アソシエイツ

セミナーのテーマは次の通りである:

  • 若者の採用と育成
  • 独立エージェント最新経営動向
  • 信頼できる選択サイトの効果
  • テクノロジー活用の最新動向

初日に訪問した「コーキル保険エージェンシー」の現オーナーは二人の兄弟である。二人が、父親の買い取ったコーキル保険に入社したのは1980年代初め。当時は従業員数4人の会社であった。
現在、従業員数はほぼ100人に増大している。時間をかけて少しずつ拡大してきたとのことである。取引保険会社は損保22社、生保12社ほど。手数料収入総額は1千5百万ドル(=16億5千万円)で、収入の内訳は、企業損害が60%、従業員福利厚生給付プランが30%、個人損害が10%である。
いくつか得意分野を持つ。自動車ディーラー、建設、カントリー・クラブ、レストラン/宿泊施設、公共施設である。業界団体に所属することによって、見込み客との接触機会を作る。社長のプラクシマーラー氏曰く、評判と紹介によって最も多くの新規顧客を獲得するとのこと。即ち、顧客のビジネス(業種)についてよく知ることによって、同業者の紹介を得るということである。顧客のビジネスについて十分な知識があることをアピールすることで顧客は安心するのである。プラクシマーラー氏曰く:
「他社との競争に勝つ為の魔法はありません。とにかく、顧客との良い関係を維持することに全力を注いでいます」

第12回年次大会では、株式会社キャリアリングの吉田抄都子氏と株式会社ウィッシュの小川三四郎氏が米国研修報告を致します!