ベスト・プラクティス
Best Practices
ベスト・プラクティス(最善の方法)
IIABAが1993年から実施している独立エージェンシーの経営状況の調査。独立エージェンシーを手数料収入の規模(最少1億2千5百万円以下~最大25億円以上)別に6つのクラスに分け、それぞれのクラスから5項目(成長率、生産性、利益率、継続率、安定性)に優れたエージェンシーを選び、かれらの経営状況をまとめている。
目的は…
成長率/利益率/継続率/生産性が高く、経営が安定しているエージェンシーが実施している経営や業務慣行を探ること。それら業務慣行データから、他のエージェンシーが参考にすることのできる成功の要件、生産性を高めるための鍵、他社との差別化方法などを見つける。
調査の対象に含まれる経営、業務慣行とは…
会社形態、オーナー数、オーナーの年令、支店数、ライン別収入源割合(ライン:企業損保、個人損保、団体生医、個人生医、フィー)、新規/継続の割合と成長率、経費割合、流動性比率、従業員の給料、プロデューサーの時間の使い方、CSRの時間の使い方、IT経費率、IT担当者数、取引保険会社数等
調査の要領は…
保険会社や州協会や業界団体が、好業績のエージェンシーを推薦する。自薦も可能。推薦され、情報提供に同意したエージェンシーは、財務および経営関連のデータを提出する;提出された数値を基に、年間手数料収入の規模別に分けられ、業績の高いエージェンシーがベスト・プラクティス・エージェンシーに選ばれる。研究調査機関レーガン・コンサルティングが、データ分析を行い、報告書を作成する。
業績の高いエージェンシーは、三年毎に選ばれる。2022年は三年サイクルの最初の年であった。2022年、推薦された2,600社の中から282社がベスト・プラクティス・エージェンシーに選ばれた。この282社は、今後二回(2023年と2024年に)業績を提供することになる。規模別のエージェンシー社数は47社ほどである。
手数料収入の規模別クラスの種類
クラス(1) $1,250,000未満
クラス(2) $1,250,000~$2,500,000
クラス(3) $2,500,000~$5,000,000
クラス(4) $5,000,000~$10,000,000
クラス(5) $10,000,000~$25,000,000
クラス(6) $25,000,000以上
★会員リソースに、ベストプラクティス調査報告内容の一部を掲示しています。
日本のベストプラクティス調査
IIAB日本協会は、日本版ベストプラクティス調査を実施しています。どうぞ、「代理店調査シート エクセル版」をダウンロードし、ご記入後、トムソンネットに送信ください。